たかぱん

 自分で何をしているか分からない

びっくり聖書解釈

 自分は自分のしていることが分かっている、と誰もが思っています。でも、必ずしもそうではなく、「どうしてあのとき、あんなことをしてしまったんだろう」と後悔することがあります。つまり、自分でしていることの意味が分からなかったことがある、ということです。
 イエスさまが、十字架の上で、群衆に対してそのように祈られました。それは、神さまだからできる、特別なことでもあるわけですが、私たちにも無縁のことではないと思います。
 教会学校をしていると、小さな子――三歳くらい――が、乱入してきました。テーブルの上に乗ったり、聖書をまき散らしたり……。
 でも、小学生の皆さんは、その子に腹を立てて無闇に追い払ったりしませんでした。また聖書を整え、テーブルからその子を静かに降ろしただけで、カッカすることはありませんでしたね。それは、どうしてですか?
「この子は小さいから、まだ分からないんだ」と思ったからではないでしょうか。
 あなたも、イエスさまの気持ちが分かる心を、もっていますよ。



そのとき、イエスは言われた。
「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。」
(ルカによる福音書23:34・新共同訳聖書-日本聖書協会)


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