本

『脳インデックス式メモ術』

ホンとの本

『脳インデックス式メモ術』
中島孝志
KKベストセラーズ
\1260
2006.10

 ビジネス本は、私にとって気楽に読めるものの一つである。しかし、営業に追われているビジネスマンや、経営の浮き沈みの現場を支えている管理職の人には、切実であろう。
 この本は、メモを取ることの大切さを教えてくれる。言ってみれば、それだけである。
 私なら、新潮社の「マイ・ブック」を常に携帯している。細字のボールペンと共にいつでもどこでも持っている。これには、日付が決められている。不自由なようだが、時間軸というのが、メモや記録にとって非常に大切な要素であることは、超整理術以来、認められていると言ってよい。とにかく、思いついたことは、ここにメモする。時に、自ら五線を引っ張って、浮かんだメロディを記している。備忘録もまた、ここにあり、自ら□を先頭に付けて書いておく。
 なにも、私自身のやり方を紹介するのが目的ではない。
 それにしても、メモは大切である、というだけのことを、200頁以上の本に仕立て、それを千円以上の値をつけて売るのであるから、たしかにビジネスとは強かなものである。150冊以上本を著しているというのだから、驚きである。いくらでも本になりそうである。
 私自身、この本なら、とびとびにちらちら見るだけで、内容を全部見終わってしまったのであるが、この本にも、「拾い読み」「飛ばし読み」「斜め読み」が勧められていた。皮肉なことに、この本自らが、そのような読み方をされてしまったことになる。




Takapan
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